大人気ヘアメイクアップアーティスト久保雄司さんに「ニューボーン WブロウEX N
B12(グレージュブラウン)」を使用いただき、トレンドのメイクや眉の描き方についてお伺いしました。
―トレンドの眉メイクを教えてください。
以前は眉毛を抜いて整えたり、ブリーチすることも多かったですが、ここ数年は、眉を短く切って整えるという自眉を生かした眉メイクが多いですね。プロセスを踏んで手入れするよりも、短い時間でより良い状態に持っていくことが重視されているのかと。
―眉色のトレンドはありますか?
はい、眉は髪色に合わせることが多いので、髪色と同じように眉色にも流行があります。髪色でいうと、最近は暗めの落ち着いた色味が多いように思います。その中でもグレーを加えたような色味がトレンドですね。今回使用した色は、使いやすい暗めのブラウンにグレーを加えたような、トレンドを感じるカラーだと思います。
―久保さんが考える透明感とは何でしょうか?
透明感は、元々の質感がちゃんと残っていることかなと思います。例えば、肌だったら肌質、唇だったら唇の質感とか。なので、元々の質感を消すことはあまりせず、残っている状態を作ることで、透明感を出すことができると考えています。
―透明感を出す場合、眉はどのようにメイクしたらいいですか?
眉はどちらかというとバランスをとる役割があるので、全体のメイクを見て調節した方がいいですね。今回のモデルさんみたいに、もともと眉がしっかり生えている方は、眉が少し柔らかく明るい印象になるように、パウダーをメインで使い、足りない部分をペンシルで描き、最後にまたパウダーで色を足してあげる感じで仕上げると良いと思います。
―ニューボーン WブロウEX N を使ってみてどうでしたか?
ペンシルは描きやすく、眉に色もしっかりのってくれますし、パウダーもとても魅力的でした。まず最初に毛流れを整えてあげることも大切なので、ブラシがあるのも良かったです。いきなり眉を描くと失敗しやすいですが、パウダーで輪郭をつくってあげてから、ペンシルで足りないところを埋めていくことでバランスを整えられるので、1本で3役あると使いやすいですね。また、美容液成分(保湿)や透明感パール入りも嬉しいポイントですよね。
―今回はどのように使用されましたか?
僕は必ず眉の中央から描いて眉尻の終わりを決めるんです。次に中央から眉頭に、ペンシルで描きます。でも、眉頭に角を作ると強い印象になってしまうので、パウダーでぼかします。最後に形作りの仕上げとして全体にパウダーを使いました。
―ブラシの使い方のコツはありますか?
ブラッシングするだけで毛流れがよくなるので眉が描きやすくなります。
主に最初に毛流れを整えて眉の形を見て、最終的に仕上げとして使います。
眉は形がしっかりあるので、印象が決まりやすく大事なパーツです。顔全体でみたときに眉が目立ちすぎないように、リップや目元でバランスを取ることも意識してみてください。「いつも通り」だけでなく、パウダーを主役にしてみたり、ブラシで毛流れを整えてみたりするだけで印象が変わってくるので、そういうところからちょっとずつ眉メイクのバリエーションを持ってもらえたら良いなと思います。
【基本のテクニック】
-
STEP1.
まずブラシで全体の毛流れを整え、眉の長さは小鼻と目尻をつなぐ延長線上に眉尻を描き足してください。
-
STEP2.
パウダーで輪郭を整え、ペンシルで足りない部分を描き、最後にまたパウダーで色を足してください。
-
STEP3.
最後にブラシでふんわりとぼかすと立体感がでます。
久保雄司
雑誌やWEBなどで活躍するヘアメイクアップアーティスト。
Instagramで披露する『#クボメイク』が大人気。